kinple金融(kinyu-)の世界をsimpleに

アパートの建て替えにかかる費用はいくら?押さえておくべき5つの費用

2020 06.29この記事はPRを含みます

アパートの建て替えを行う必要性とは?

既存しているアパートの建て替えを行うことで建物の老朽化対策にもなり、新規での借り手が見つかりやすくなります。

アパート経営をしているオーナーにとっては、借り手が増えることは何よりもの喜びです。また、住む人にとっても新築アパートでの生活は大きな喜びとなります。

つまり、新たにアパートの建て替えを行うことは、貸す側・借りる側にとっても大きなメリットとして感じられるため、状況によっては必要性が高まります。

古いアパートには借り手がつかない

アパート経営をする場合、建築して年数が経過していると借り手が見つかりにくいです。住まいを借りる側は、新しくて安くて駅から近いなどのメリットを求めています。そのため、古いアパートでは借り手が見つかりにくい傾向があります。

ボロボロな外観や薄汚れた室内のアパートでは、賃料が安くとも借りたいと思う人は集まりません。メリットが感じられる新しいアパートは、比較的に多くの借り手を集めることができるでしょう。

アパートの建て替えに必要な費用5つ

これからアパートの建て替えをする場合に必要となる、5つの費用があります。予算の組み立てにも重要な費用ですので、事前に把握しておくことでスムーズなアパートの建て替えを実践できるでしょう。

アパート経営をする時に必ず必要となる費用ですので、オーナーはぜひ参考にしておいてください。

必要な費用1:アパートの解体費用

既存のアパートを解体する時に必要な費用について把握しておきましょう。

新しいアパートへの建て替え時にも重要となる費用ですが、現在のアパートの状態によって解体費用が異なってきます。多額になるアパートの解体費用ですので、これから取り壊す予定がある方は把握して資金を準備しておきましょう。

それでは、今回は4種類のアパートの解体費用について見ていきましょう。

木造アパートの場合

1坪あたり30,000円~80,000円といわれているのが、木造アパートの解体費用です。アパートの解体費用の中では、比較的に低価格な金額で業者へ依頼できます。

ただし、アパートの階数によっては解体費用が異なってきますので注意が必要です。2階建ての解体費用の相場は、1坪あたり30,000円~50,000円です。3階建てですと、1坪あたりの相場は60,000円~80,000円といわれています。

HOME4U

鉄筋コンクリートアパートの場合

1坪あたり40,000円~100,000円といわれているのが、鉄筋コンクリートアパートの解体費用です。

ただし、上記は一般的な目安の金額です。やはり、建物の規模や立地などによっても解体費用は大きく異なってきます。

木造アパートよりは高額になるのが鉄筋コンクリートのアパートです。壊すための難易度によって価格が違いますので、木造よりも解体する時の煩雑度の高い鉄筋アパートは解体費用も増大する傾向にあります。

軽量鉄骨アパートの場合

1坪あたり35,000円~85,000円といわれているのが、軽量鉄筋コンクリートアパートの解体費用です。簡単にいえば、建物の素材の硬さによってアパートの解体費用が異なってきます。素材が硬い方が解体費用が高額になる傾向にあります。

ただし、前述したように各種のアパートの解体費用は目安の金額であるため、やはり実際に見積もりを専門業者に依頼し、正確なアパートの解体費用を把握する方法が最善です。

プレハブ造アパートの場合

1坪あたり25,000円~75,000円といわれているのが、プレハブ造アパートの解体費用です。

やはり、建物の素材や階数によって解体費用が異なってきます。建て替え時にも重要な費用となりますので、正確なアパートの解体費用は依頼する専門業者にしか算出できません。

建物の現状によっても解体費用に幅が出てきますので、数社より解体費用の見積もりを作成してもらってからアパートの解体を検討してみましょう。

必要な費用2:アパートの建設費用

アパートを新しく建設する場合には、どれほどの費用が必要なのでしょうか。建て替え時にも重要となる、アパートの建設費用について見ていきましょう。

上述してきました解体費用と同様に、アパートの建設費用の目安をリサーチしていますので、新築や建て替えの予定があるアパートのオーナーは金額を参考にして、まずは予算を組み立ててみてください。

それでは、4種のアパート建設時にかかる費用をそれぞれ見ていきましょう。

木造アパートの場合

1坪あたり770,000円~970,000円といわれているのが、木造アパートの建設費用です。アパートの中でも比較すると安く建設できるのが木造アパートでしょう。もちろんながら、立てる地区や立地条件などによって建設費用に幅が出てきます。

また、建物を構成する部位ごと、たとえば床や天井の素材、ドアの種類、トイレやお風呂の有無などによっても木造アパートの建設費用は大きく異なってきます。

鉄筋コンクリートアパートの場合

1坪あたり920,000円~1,200,000円といわれているのが、鉄筋コンクリートアパートの建設費用です。仕上げと設備費用によって最終的な建設費が算出できます。鉄筋コンクリートのアパートでも、場合によっては木造アパートの建設費用よりも安く済むケースも存在します。

建て替えを希望しているアパートのオーナーは建物の躯体を基本として、どのようなアパートにしたいのかをイメージし、業者へ見積もりをもらうことが最善です。

軽量鉄骨アパートの場合

1坪あたり700,000円~900,000円といわれているのが、軽量鉄骨アパートの建設費用です。建物を構成する素材の硬度によって建設費用が異なってきます。建てるアパートのイメージをしっかりと作成しておくことで、業者への見積もり依頼もしやすくなります。

また、何度も言うように建てる場所によっても大きく異なるのが建設費用ですので、新築や建て替えを考えるアパートのオーナーは慎重な検討が重要です。

アパート大家ドットコム

プレハブ造アパートの場合

1坪あたり750,000円前後といわれているのが、プレハブ造アパートの建設費用です。木造か鉄骨かによって建設費用が異なります。木造は鉄骨よりも、1坪あたり数万円ほど安い傾向にあります。

ただし、前述しているように設備によって建設費用は大きく変わってきますので、目安としてアパートの新規建設を検討してみてください。

土地活用プラス

必要な費用3:アパートの設備費用

新たにアパートを建設する時には設備費用が加算されます。述べてきたように、アパートの新築・建て替え時には設備費用もかかります。

設備とは、借りる側が生活しやすい環境にするためのものです。たとえば、トイレやお風呂は重要な設備ですし、ドアの形状やエアコンなども設備費用に含まれます。

付帯設備とも呼ばれていて、アパートのオーナーが新築や建て替え時、借りる側が快適に暮らせる設備を提供することが重要です。

必要な費用4:アパート入居者の退去費用

借主がアパートを退去する際に必要な費用は、50,000円~80,000円といわれています。敷金という借りる側が支払う費用があり、契約時に支払う費用です。

要するに、部屋を借りたことで自然に劣化した箇所の修繕費用です。ただし、故意によって劣化が生じた場合、借りた側が退去時に費用を請求されることがあります。

アパートのオーナーによっても規約が異なるため、入居者は確認したうえで生活を送ることが必須です。

必要な費用5:アパート建て替えの準備金

新たにアパートを建て替える際、準備しておく費用があります。借り手が集まるような綺麗で便利なアパートが望ましいので、建設する費用を準備しておきましょう。

今回ご覧いただいているようにアパートの建て替えには、建物の材質、土地の広さ、立地条件、設備の費用などが含まれます。そのため、正確な建て替え費用はひとくちで表せません。一般的には数千万円以上といわれているので、まずは見積もりを依頼してみましょう。

アパートの建て替え費用を抑える方法3つ

少しでもアパートの建て替え費用を抑えたい場合、3つの方法があります。数千万円かかるといわれているのがアパートの建て替え費用です。莫大な資金が必要なアパートの建て替えですので、少しでも建設費を抑えて建てたい方は必見です。

極力、建て替え費用を抑えて経済面での負担を抱えずに立派なアパートの建設を検討してみましょう。それでは、アパートの建て替え費用を抑える3つの方法を見ていきます。

費用を抑える方法1:複数の業者に見積もりを依頼する

少しでもアパートの建て替え費用を抑えたい場合、複数の業者から見積もりをもらいます。建設業者のアパートの建て替え費用は一律ではありません。多少なりとも差が出てきますので、1社のみに絞らず最低でも2社の業者から見積もりをもらうことで、アパートの建て替え費用を軽減させることが可能です。

また、建設期間も業者によって差異があります。アパートの建て替え費用と共に事前に業者へ問い合わせておきましょう。

費用を抑える方法2:自治体の補助金が利用できないか確認する

お住まいの自治体によっては、既存している建物の解体費用を補助してくれます。地区によって条件が異なるため、お住まいの自治体へ問い合わせることで正確な情報を得ることが可能です。

規模によっては数百万円という費用がかかるのが建物の解体です。建て替え費用と併せた合計額がオーナーに必要な合計の費用となります。

少しでも経済的負担を軽減すべく、お住まいの自治体へ詳細を問い合わせてみてはいかがでしょうか。

費用を抑える方法3:現状維持やフルリフォームなども検討してみる

既存しているアパートの現状維持、またはリフォームをすることで建て替えよりも費用を安くすることができます。

やはり、アパートの建て替え費用は多額です。そのため、今あるアパートを修繕することで、綺麗な外観や部屋を作ることができ、なおかつ費用も格段に抑えて工事ができます。

アパートの規模次第ですが、数千万円という金額はかからずに費用を軽減した工事ですので、予算と併せてアパートのオーナーはじっくりと検討してみてください。

アパート建て替え費用の目安を把握しておこう

多額な資金が必要なアパートの解体・建設について見てきました。ただし、いずれも目安の金額でのご紹介です。

正確な費用を把握するには、まずは今あるアパートの状態を把握して、その後に専門の業者の数社から解体・建て替えに必要な見積もり書を作成してもらうことからはじめてみましょう。

少しでも経済的な負担を軽減し、より綺麗なアパートを所有して運営することで、借主と貸主にとってよい暮らしが実現することでしょう。

\ お金の勉強をしよう/
ページの先頭へ